ひみつのアッコちゃんの思い出 ― 2017年03月30日 21:22
イメージはちゃんと出来上がっているのですが、
得意のイラストが上手く描けません。
だから、みなさんの想像力を最大限に膨らませてください。
あれは、平成になってからのこと。
バブルが弾けていたのか、その前かはわかりませんが、
とにかく盛岡に来てからのことなので、平成。
ピアノのお稽古に行くために、りんごちゃんとどんちゃんを軽自動車(HondaのToday)に乗せて、夜道を運転していたときです。
林檎畑をくねくねと走らせていたのですが、
真っ暗闇の中を向うの方から、なにやら明るいものが近づいてくるのがわかりました。なんだ?
見ると、何か文字が書いてあります。(文字が光っています)
しかも、まっかな文字。
近づいて来る!
近づいて来る!!
近づいて来る!!!
赤い大きな文字。
そこには、
ひみつのアッコちゃん
とありました。
みなさん、なんだかわかります?
それはね。
今でこそ見なくなりましたが、当時よく走っていたでしょ。
派手な絵やイルミネーションで車体を飾り付けしたトラック。
デコトラというらしいです。
そのデコトラの頭の部分に、
ひみつのアッコちゃん
という大きな文字の電飾をつけて、
しかもそれだけではなく、毎日がクリスマスみたいな電飾をキラキラとつけて、
林檎畑の中を走っていました。
林檎畑の中を走っていました。
「すごーい!」
当時の私は、今よりずっと運転が未熟だったので、
「ひみつのアッコちゃん」とすれ違う瞬間まで、手に汗握る思いでハンドルを握りしめていました。
今ならスマホで写真が撮れますが、
当時は「見て、見て!」「ひみつのアッコちゃんのトラックだよ!」と悲鳴に近い声をあげるのが精いっぱい。
すれ違ってからは、その光景が可笑しくて可笑しくて、大笑いしました。
デコトラ。一応参考までに、こんな感じのトラックです。
これに、でっかい
ひみつのアッコちゃん
の電飾が、真正面にビッガビッガと光り輝いていたわけよ。わかる?
暗闇にそびえたつ、田舎のパチンコ屋みたいな。
とにかく、すっごい電飾でした。
これが私の、ひみつのアッコちゃんの思い出(伝説)。
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