〇〇球2024年03月17日 01:00


中学生のとき、校舎の渡り廊下に運動部の道具置き場みたいな場所があって、
スポーツ名が日本語で書かれているのを見て、カッコいいなと思いました。
庭球、籠球、排球、卓球、野球、羽球などなど。
そして4月には、階段の踊り場に「新入生歓迎!庭球部」なんていう貼り紙が貼ってあって、これまたカッコいいのなんの。

という前置きはこれぐらいにして、
昨日は20時50分から、みゃむと映画を観てきました。

今度は何を観て来たの、って?
この流れから行くとおわかりでしょう。
『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』です。


なぜゴミ捨て場の決戦かと言うと、
宮城県代表の烏野高校VS東京都大乗の音駒高校の対戦。
カラスとネコの名前がついていることから、ゴミ捨て場の決戦です。


遅い時間にもかかわらず、お客さんは大勢いました。
昼間に行こうかとも思ったのですが、おそらく中高生で混むだろうと思い断念。
夜はそうだな、20代の若者が多かったです。
おそらく、いや絶対に私が年長者。次がみゃむでした。

今回のみゃむのアプリの解説は的確で、普通の人が見逃がしそうなところまで教えてくれていたようです。例えば、音駒高校が泊っていた旅館の名前が「またたび旅館」。一瞬だったので、みゃむに教えなきゃと思っていたら、解説で教えてくれたらしい。なんて素晴らしい。
試合中も、おそらく実況のように解説していたのだと思います。
みゃむも満足、私も満足。面白かったです。
それにしても、今のアニメってすごいよな。
その選手の目線で試合が描かれているので、なんか不思議な感覚でした。
出来ないくせに、自分がブロックした気分。(笑)
何もしていないのに、自分が疲れていく感じ。(笑)

みゃむと知り合っていなかったら、『スラムダンク』とか『沈黙の艦隊』とか『ハイキュー!!』とか、そういう作品を見ることが無かったと思います。
普段からアニメとかドラマも、みゃむが見ているものはだいたい一緒に見ているし、そうなるとこうやって映画館にも足を運べる。
60過ぎても楽しめる、刺激をもらう。感謝ですね。

3月は最初の2作は一人で行きましたが、今回は二人で行けて良かったです。
そして今日のように、若い人が大勢いると、「この白杖を持ったおじさん、映画見れるの?」と興味をもってくれる人が一人でもいてくれたらいいな、と思います。

「あのね、UDキャストとかハロームービーとか、そういうアプリを取ると、映画館で音声ガイドが使えるんだよ。それをイヤホンで聞きながら鑑賞できるの。」

聞かれたら、いつでも答えられるように準備しているんだけどなぁ。

でも、みゃむが通り抜けるまで、立ち止まって待っていてくれたり、歩きやすいように足を引っ込めてくれたり、気を配ってくれている人が何人もいました。
なにより、じろじろ見ないでいることが、優しさなのかもしれないです。


君たちは2024年03月13日 18:52


先週、行けばよかった。
アカデミー賞の発表が11日にあって、『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞したことで、想像以上に映画館は混んでいました。


今日は182席あるシアターでしたが、空いていたのは前から4列のみで、久しぶりに座席が埋まったシアターで映画を観ました。
(いつも上映終了の頃に行くので)


分かってはいましたが、そうかジブリ映画なんだ。
この映画は、公開前から公開後まで一切情報を明かさない、したがって予告編もない、テレビCMもない、なぜ?どうして?の公開でした。
Instagramを見ても、観た人はネタバレをせず、たいしたもんだと思っているうちに今日になり。
せめて声優ぐらい誰がやっていたのかを知っておけば良かったと後悔しました。
『千と千尋の神隠し』以来のアカデミー賞だそうで、しかも21年ぶりというから驚いた。えっそんなに経ったんだ・・・。

あらすじは、言えません。(複雑すぎてw)
でも、これが宮崎作品だよな~とその世界感に魅了されました。

帰り道。
映画館通りにあったニッカツゴールデンビル(通称日活ビル)が、解体されていました。


開業は1975年だそうで、最大25の飲食店が入居(主に飲み屋さん)していたらしい。最上階は映画館でした。(名劇→アートフォーラム盛岡)

20歳のとき、五右エ門さんに連れて行かれたパブ?みたいなところも、このビルだったような気がしますが。(笑)





PARFECT DAYS2024年03月08日 20:27


なんだかんだ時間が合わなくて、やっと観に行けました。
『PARFECT DAYS』



最近、役所広司が好きになって(演技)、とても楽しみでした。
噂どおり、起承転結のない、淡々と繰り返す毎日を映した映画でしたが、面白かった。感慨深いというのかな。

スカイツリーが見える古いアパートに住む主人公の平山は、毎朝近所から聞える箒を掃く音で目が覚める。(早朝)
そこから一日が始まります。
渋谷近郊の公衆トイレの清掃員である平山のセリフはほとんどなくて、けれども毎日毎日同じ作業の繰り返しの中に、小さな変化を見つけて微笑む平山。
仕事が終わると自転車で銭湯に行き、その足で浅草の地下商店街らしきところでお酒を飲む。家に帰って読書をしながら寝落ち。
休みの日はコインランドリーに行き、古本屋に行き、写真屋さんに行って写真を現像。そして居酒屋へ。
そんな生活の中に、何度も木漏れ日が映し出される。
私も木漏れ日が好き。なぜなら木漏れ日の中にいると、とても幸せな気持ちになるからです。

エンドロールの最後には、木漏れ日についての説明がありました。
どうやら世界には「木漏れ日」という言葉がないらしい。
なので、こうありました。
Komorebi…木々の葉の隙間から射す陽の光

『PARFECT DAYS』
昭和の人間がそこにいました。
そこに昭和がありました。


今日のシアター2は、136席。
でも平日の午前中だったせいか、お客さんは20人ぐらいかな。


お腹もすいたし、今日は寄り道をしないで帰ろう。







新作・準新作・旧作2024年01月11日 14:10


年末年始、ほとんど家にいましたが、ゆっくりテレビを見る時間もなくて。
その割にはWBC関連の番組はしっかり見ましたが。(録画して)

けれども、ここ1、2年、映画館で見たかったのに行けなかった映画がいくつかあったので、これを機会にGEOの宅配レンタルでDVDを借りました。



1 はい、泳げません 【準新作】
  コメディー映画かと思ったら違った。
  私のコーチも綾瀬はるかみたいな人なら良かった。
  (ごめんよ夢グループ社長w)

2 イチケイのカラス【準新作】
  面白かった!先日地上波でも放送されていましたが、うちは音声ガイドが必要な  
  ので、無駄ではなかった。

3 月の満ち欠け【準新作】
  八戸ロケが多かったかな。
  大泉洋、柴咲コウ、有村架純、目黒蓮が良かった。

4 エリカ38【旧作】
  浅田美代子と樹木希林の映画。たいしたもんだ。
  屋根の上で「あの子は~どこの子~♪」と歌っていた女の子がね。

5 劇場版 推しが武道館にいってくれたら死ぬ【新作】
  みゃむが好きなドラマの劇場版。地下アイドルが成長していく話。

ちなみにレンタル料金は、新作が396円、準新作が253円、旧作が55円。
それに送料が319円。レンタル期間が20日間。


沈黙の戦隊2023年11月17日 20:18


今日はみゃむがお休みを取ったので、
みゃむが見たかった映画、やっと行くことが出来ました。


公開したのが9月末。もう2か月が経ちました。
なので上映は一日に一回。しかも一番小さなスクリーンで。


79席にたった9人でした。

この『沈黙の戦隊』というのは、みゃむが好きな漫画です。
まだ目が見える頃、寝る前に何冊も繰り返して読んでいました。
それが今回、映画になった。
私は付き添いのつもりでしたが、前からあらすじは聞いていたので無関心でもなく。だけど全32巻の物語をどうやって2時間で終わらせるのか、そちらのほうが興味津々。どんな話かというと、ざっくり言って、「原子力潜水艦が独立国になる」という内容。

案の定、映画は漫画の序章程度で終わってしまいました。
(続きがあるのかどうかは分かりませんが)
だけど、これは昔の戦争映画ではなく、現代の原子力潜水艦の話なので、なるほどこういうことも現実にあるのかも、と面白かったです。

それより、あれれれれ?
最近私はこの人をよく見るな。
前原滉という俳優さん。『らんまん」に出ていた波多野さんではないか。


『沈黙の艦隊』で思い出す人が一人。
それは前にこのブログでよくコメントしてくれていた、はしさんです。
確かはしさんもこの漫画の大ファンだった。
映画、見たかなぁ。
確か東京の、最近熊が出没するほうに住んでいた。
元気にしてるかな。

ミステリと言う勿れ2023年09月28日 23:32


昨日、みゃむと映画を観てきました。
『ミステリと言う勿れ』 ドラマが面白くて、ずっと待っていました。

今回は広島が舞台でした。
行ったことがある場所だと、よけい楽しい。


みゃむは、音声ガイドを利用しました。
解説がかなり詳しかったのか、みゃむも随分楽しめたみたいです。


ドラマもそうですが、映画の中でもクラシック音楽がたくさん使われているので、私はそれも好きかな。
完結ではなかったので、また続きがあることを願いたい。



雨ニモマケズ2023年05月25日 20:11


今日はみゃむと、午後から映画に行ってきました。


さすが、地元。
岩手では、まだまだ絶賛上映中。
しかしお客さんは殆どが年配の方でした。(そりゃね、上映12時20分~に来れる人はシニアでしょ)


先ず、なにが凄いかって、さすが役所広司です。
どちらかというと、淡々と進む(あまり盛り上がりのない)内容でしたが、
役所、つまり父の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」のセリフが始まったら、
あっちこっちで鼻水をすする音。
自分もじわっと来ましたが、驚いたのは隣りの人。
映画を観て泣いているみゃむは初めて見ました。
映像ではなく、音だけで泣かせるとは。(みゃむを)
役所広司、やるな。

さて、私たちは宮沢賢治のことを割とよく知っている県民だと思うのですが、
この映画の主役は父、宮沢政次郎。
賢治の有名な行動にはあまり触れず、あくまでも父目線の映画でした。
といいつつ、菅田将暉も良かった。


映画の中では1秒もなかった賢治の盛岡での学生時代。
でも私は思い出しました。
そうだそうだ、私の父は、下宿先(お寺)が宮沢賢治と同じだった。
初めてそれを聞いたときは、まったまた~ご冗談を、と思っていましたが、
父が亡くなって住職に聞いてみたら、事実でした。
もちろん年代が違うので、一緒に学生だったわけではありません。

疑ってごめん、おこちゃんの父。


何かいいこと2023年02月12日 12:12


バート・バカラックという人が亡くなりました。
十代の頃に聞いた音楽、いいなぁと思うとこの人が作曲していた。
ネットニュースでこの名前を聞いて一番に思い出した曲が、なぜでしょう。
『何かいいことなか子猫チャン』という名前。
おそらく見たことがないであろうその映画です。
でも当時FM(NHK)を聞いていると、クラシックの合間によく映画音楽の番組があって、それを録音するのが楽しみでした。
その中できっと気になって記憶していたのだと思います。
美しいというより、不思議なメロディ―でした。
映画にピーター・オトゥールが出ていたことも気になったのかな。
『おしゃれ泥棒』でオードリー・ヘプバーンの相手役。
今のことはどんどん忘れていくというのに、どうして昔のことはこうスラスラと出て来るのか。これが年をとるということか…。

バート・バカラックの音楽は、映画音楽だけではなくて、よく民放のラジオでも聞きました。きっと「あ、これも?」と思い出す人も多いと思うよ。


とか、

『恋よさようなら』

とかね。



まさかの涙2023年02月07日 20:32



「感動して、10回ぐらい泣きました。」という人がいたので、
節分の日に、「彼は泣き虫鬼を退治したほうがいいね♪」とか言ってからかっていたのですが、シュー君ごめんなさい。


私も10回ぐらい泣いてしまった。まさかの涙、この歳で。
しかも、まさかの『SLAM DUNK』…。

10年ぐらい前に、みゃむのDVDは全部見ました。確か100話以上あったような。そして鎌倉旅行では聖地巡礼もした。
おそらく、みゃむと結婚していなかったらこの映画も観なかったと思う。(感謝)

今回の映画は、おふざけもなく、真面目な内容。
つまり、桜木花道が主役ではないということです(笑)
もう、なんというか。誰がということではなく、オープニングからカッコ良く始まって、じわり。途中で人間ドラマが入って、じわり。点が入ってじわり。
今回のこれ、アニメと声が違うということで話題にもなっていましたが、わたし的にはさほど違和感もなく、というのもアニメとは絵が全然違っていて、え?実写?と思ってしまう美しさ。
『スラムダンク』を知らなくても、バスケがが好きな人ならきっと楽しめると思います。


今日はみゃむが眼科の診察だったので、午後から休暇を取りました。
岩手医大(メディカルセンター)はいつも混んでいるのですが、今日はスムーズだったので15時20分からの上映に間に合って。『HELLO!MOVIE』という音声ガイドを使って、映画を楽しみました。

ポップコーンも食べました(笑)←どうでもいい情報w
みゃむの体調も戻りました。良かったです。






今頃ですが、すずめ2023年01月31日 19:13



いつかいつかと思っているうちに、11月が終わり、12月が終わり。
だめだ、1月も今日で終わる。

ということで、行ってきました。
『すずめの戸締まり』。

大きなシアターで一日5回も上映していて、でも今日は寒かったせいか、お客さんはたった7人でした。(ある意味ラッキー)
ほぼ独り占め。

予告を見ても、ちんぷんかんぷん。
本編を見ていても、内容を理解するのにちょっと時間がかかりました。
でも、軸となるものが東日本大震災で、3.11の描写は一切ないのですが、なんでしょう。胸が苦しくなりました。
最後の最後。感動のあまり涙が溢れそうになりました。(溢れないのね)

新海誠って、すごいな。世界観が素晴らしい。
そして、水の表現がとてつもなく美しかった。
声優陣もすごく良くて。個人的には芹澤君という若者に心惹かれ、そうしたら声が私の大好きな神木隆之介君だった。(やっぱりね、でもエンドロールまで気づかなかったのねw…)

すずめは岩手県山田町に住んでいた少女でした。
でも震災で親を失くして、九州のおばさんの家へ。
最後は三陸鉄道の織笠駅で終わる。
高い防潮堤の向こう側(海)は一切出て来なかったです。






よし、次はどっちだ。


待ってろよ、『スラムダンク』。『イチケイのカラス』。