大切なものは何ですか2018年05月25日 22:01

今日、NHKで『大切なものは何ですか』というドキュメンタリーを観ました。
たぶん、再放送でしょう。3月11日に放送したものだと思います。
被災地に住む人たちが、この質問の答えを短い映像(ほとんどがスマホで撮影したもの)で動画にしていました。
それをつなぎ合わせて一つの番組に…。


津波で奥さんを失くしたけれど、いつも一緒にドライブしているという年配の男性。
あの時生まれた赤ちゃんが、今はこんなに大きくなった、という家族。
震災後に被災地に引っ越してきたという若者たち。
海で働く男たち。
それぞれ大切なものには意味がありました。
震災を通して再確認した、大切なもの。
それは、家族。

私も考えてみました。
考えるというほど時間はかからなかったです。
大切なもの、やはり私も家族だから。

仙台市天文台が、あの日3月11日の仙台の空の映像を公開しました。
だんだん日が沈み、あたりが暗くなっていって…。
月が出ていました。
満天の星が輝いていました。
でも、この空の下にどんな風景があっただろう。
地上は停電で真っ暗でした。だから星がきれいに見えたのだそうです。
あの夜、空を見上げる余裕なんてなかったもんな。
みんなで寄り添って暖をとった。
ストーブの前で、余震に怯えていた。

大切なもの、それは生きている家族と、
亡くなった家族との思い出かもしれません。