前髪の話2020年01月07日 22:59


私の前髪の話ではありません。

12月末のこと。といっても年末ぎりぎりではない、クリスマスのちょっと前だったかな。
みゃむが最近変えた美容院で、髪を切りました。

帰宅して、おや?ちょっと前髪、長いんじゃない?
でもみゃむには見えません。

「いつもより、なんか長いよ。これじゃあ年明けには前髪、もたつくよ。」
と言いましたが、みゃむは「いい、いい。」と首を振る。
「明日行けば、きっとただで切ってくれるよ。」
なのに、みゃむは信じてくれません。

※ここからは「 」がみゃむの声

一週間以内なら、きっとただで切ってくれるって。
「うそだ。」
ホントだって。
「そんなこと、聞いたことない。」
普通、そうでしょ。私は何回か直してもらったことあるよ。
「それは、ゆうこさんの美容院はそういう美容院だからでしょ。」
ちゃうわ。
「そんなこと説明されたことないし。」
説明なくても、気に入らなかったら言えばいいじゃん。
「それは切った人に失礼でしょ。」
我慢するほうが、失礼でしょうが。
「いや、プライドを持ってやってるんだから、また切ってくださいなんて言えない。」
はぁ?
「ていうか、そういうシステム、56年生きて来て一度も聞いたことないし。」
今まで満足してたからじゃないの?
「第一、そういうシステム、書いたの貼ってる?」
なに、気に入らなかったらまた来てください、ってか!そんなの美容院の壁に貼ってるかい、っつの(半分呆れる)
「ま、貼ってあっても、見えないけどね(笑)」
確かに。(二人で笑う)


というわけで、もうこれ以上何を言っても駄目だなと思ったので、
その件については終わりにしました。
しかし、しかしです。
数日後にりんごちゃんが帰省して、あの子の迫力でみゃむは少し弱まりました。

みゃむ、美容院に行きなって。
「だってぇ。」
なんで、行かないの!
「だって、髪を切った人に失礼かなって…。」
失礼じゃないって。お客さんに満足してもらった方が嬉しいでしょ?
「そうかなぁ。」
そうでしょ、普通。
「でも~。」
行きなさいって。
「でも~。」
すぐ伸びて、困るのはみゃむだよ。
「でも~。」

結局、美容院の前を通りましたが、
みゃむは「お直し」を拒み続けました。
(りんごちゃんにこれだけ言われても、駄目だったのねw)

そして、今日。
プールを歩いているときに、みゃむが漏らした。(あっちじゃなくて、コトバね)
「そういえば、美容師さん、言ってたな。『ご家族の人に見てもらって、何か気に入らないところがあったら、言ってくださいね』って。」

ほら~~~~~~!
でしょ?だから行けば良かったんだよ。
「家族に前髪がいつもより長い」って言われました、って言えば、
きっと「ああ、そうですね。」ってニッコリ笑って切ってくれたってば。

でも、みゃむは言いました。
「次に行ったときに、ってことじゃないの?」
え?どういうこと?
「次に行ったときに、『前回はちょっと家族に前髪が長いんじゃないかと言われました』って、教えてあげればいいんじゃない?」

はぁ?

みゃむの前髪は、まだ半月しかたっていないのに、もうすぐ眉毛に届きそうです。
だから言ったでしょうが。
心の中で、何度も何度もそう叫びたいのをぐっとこらえ、
なに、今度美容院に行くときは、坊やの床屋みないに私も一緒について行って、
「前髪、もう少し短くしてください。」って言えばいいかい?
と、やっぱり心の中で叫んでいる、おこちゃんなのでした~。笑


といいつつ、
自分でホットペッパービューティーで予約して、新しい美容院に一人で行けるみゃむって、すごい、と思う。
(しかし、見えないから、その髪型が思った通りの出来なのかどうかが分からないという現実)