義経伝説2012年05月04日 21:02

三頭の馬が繋がれていた厩
 りんごちゃんが平泉の藤原まつりで源義経公東下り行列を観光してきた話のついでと言ってはなんですが、昨年の4月のGWに、主人と青森県の竜飛岬に旅行したときの話をします。旅行といっても行き当たりばったりのいつもの旅です。青森市で高速道路から国道に出て、一路北へ。目的地は竜飛岬だったので、途中気になる場所があれば停まって見て、歩いて食べての旅でしたが、それは本当に偶然の出会いでした。何かに引かれるかのように駐車場に車をおりて、ほうきを持って掃除をしているおじいさんに、「ここはなんですか?」と尋ねました。するとそこは三厩(みんまや)というところで、大きな岩がありました。そして近くの高い階段を上ると義経寺があるというのです。大きな岩にはくりぬいたような3つの穴がありました。義経と聞いたらこの階段を上るしかない!私たちは陸奥湾を見渡せる高台に登りました。するとそこに本当に義経寺がありました。どうやらここは、義経伝説本州最後の地、つまり平泉で自刃したはずの源義経が、密かに平泉を脱出し、津軽海峡を渡った、その場所だったのです。義経がこの地を訪れ、三日三晩、身につけていた観音像に普門品経を唱え続けていたところ、暁のころに長い杖を持った白衣白髪の老人が姿を現し、「汝の願いを聞き届け、三頭の神通力を備えし竜馬をつかわそう。これに乗り海を越えるべし。」と話したというのです。義経は涙を流し感謝の祈りを捧げ岩から降りると、近くの岩窟から馬のいななきが聞こえ、中をのぞくと見事な馬が3頭つながれており、振り返るとさっきまで荒れ狂っていた海が嘘のように静かになり、こうして義経一行は馬にまたがり無事に津軽海峡を渡ることができた、ということでした。そして三厩という地名の由来もここからきているとのことでした。 源義経といえば日本人なら誰でも知っている牛若丸。京の五条の橋の上~♪そうです。弁慶をやっつけて家来にした、あの牛若丸。後の義経が、津軽海峡を渡り、北海道へ。さらには大陸に渡り、ジンギスカンとなった!という壮大なロマンというかミステリーな伝説が、今も「義経伝説」として残されています。確かに岩手県、青森県にも義経が立ち寄ったとされる場所がいくつもあります。また北海道には100か所以上もの義経由来の場所があるというのですから、すごくないですか?…偶然ですが、今日の昼食は豪華にジンギスカン(ラム肉と野菜を焼きました)でした。おしまい。

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