そういうことが好きだった人2020年06月18日 09:01


仙台上空の未確認飛行物体を見て、思い出しました。

私が中学生のとき、母が空にUFOがいる、と言いました。
昼からずっと空にいる、というのです。
私が帰宅するころには、もうその姿は見えなくなっていましたが、
聞くとどうやら、それは銀色で、丸くて、ずっと空高くで止まっていた、とのこと。
当時、木曜スぺシャルでもよく空飛ぶ円盤をやっていたので、
おそらく母はそれにしか見えなかったのだと思います。
(スプーンも曲げるしねw)

で、母はどうしたかというと、
そりゃあ近所の人を集めて、みんなに教えました。
みんな、見える見えると驚いたでしょう。
普通の人はそこで終わり
だって、昭和の時代ですからね。(SNSの時代ならともかく)
ところが、母はまず父親に電話しました。(もちろん仕事中の)
次にNHKに電話しました。(夕方のニュースになると思ったんでしょう)
そして色んな人に電話して、あなたにも見えるか、そっちでも見えるかと情報を集めました。
で、結論はこうです。

盛岡気象台から、おそらくそれは大船渡上空で上げている気象観測のために上げた気球ではないか、と。

昭和40年代ですよ。
大船渡で上げた気球が、北上で見える?直線距離にして、60キロかな。
まさかぁ~そんなこと有り得ない。
今なら(昨日のテレビの解説を聞けば)分かるけれど、当時の人間にはそんなのが見えるわけがない、とあざけ笑ったに違いない。
(結局のところ、あれが何だったのか分からないまま母は40年後に死にました)

そういうわけで、何を言いたいかというと未確認飛行物体ではなくて、
アゲハ蝶が冬に羽化したときもそうだったけれど、
母はテレビ局によく電話をする人でした。

私が中学生のとき、明星かなんかで郷ひろみが「ミディアム丈のスカートが可愛い」と言った記事が載っていて、私が「お母さん、ミディアム丈ってどれぐらい?」と質問したら後日、母はTBSテレビに電話したことがありました。
「ミディアムってなんですか」

お母さん。
なんでテレビ局に電話?(他に聞くところあるでしょ、たくさん)

思えば60代のときは、『おばんですいわて』(テレビ岩手)の専属と言っては大袈裟だけれど、トレッキングのコーナーで山を歩くモデルになっていた(笑)
テレビ岩手から母に電話があり、こういうコーナーをやりたいんだけれどお友だちと歩いてくれませんか、と声がかかり、インタビューとかはないけれど、数人の女性が山を紹介する『人』になっていました。

岩手放送では、『どんchanパラダイス』とかいう番組内のドッキリお宅訪問みたいなコーナーで、クリスマス会をやっていた我が家に神山アナがサンタの格好をして突然やってきたこともありました。(生中継)

つまり、あれだ。
母はテレビに出たい人だったんだ(◎_◎;)

そういう母ですが、
一昨日両親のアルバムを整理していたら、
私に「これを自分の葬式に使って欲しい」と言っていた写真が出てきました。

まだ60代。(頼まれたのも60代)
最期の顔とあまりに違うので、却下しましたが。
お母さん、ごめん。(笑) 
私も女だから気持ちは分かるけどさ。



この写真、きれいすぎます。(笑)
(誰だかわかりにくいです)



コメント

_ 五右エ門 ― 2020年06月18日 17:27

お母さんじゃん!
きれいだね~
何度もお会いしたわけじゃないけど、いつもニコニコしてた。
普通のお母さんだと思ってたら、なになにテレビ局専属のリポーターみたいな事してたの?!
知らなかったわー
神山アナが突然家にやって来た?!
岩手県で有名人だったお母さんだったのね。
ビデオがあったら見たいわ~

私、40代の頃の写真を遺影にしてほしいととっておいてます。
無理でしょうかね・・・
お母さんの気持ちなんとなくわかる。
若くてキレイで可愛く撮れている写真を使ってほしいという気持ち(笑)

_ ビーカー ― 2020年06月18日 19:51

こんばんは。

どうやら五右エ門さんと気持ちが通じてるようです。
同じ事タイミングでコメントです。(^^)

おこちゃんのお母さんなかなかやるねぇ(笑)
ご近所に住んでいたら楽しいだろうなぁ〜
「UFO見えるわよ〜」とか、誘って欲しかった。(^o^)/
亡くなった義母をちょっと思い出した。

テレビ局に電話はしなかったけど、かなりの電話魔だった。
携帯も持ってないし、ご近所も親しい人が全員近い訳でもないから仕方ないんだけどね。自分たちのネットワークがあってさ。
救急車が近くに来れば、やれ誰が運ばれたとか報告したり聞いたり情報は直ぐ回ってくる。(笑)

1番驚いたのが、ある日どこかに電話をしていた。
「もしもし?おばあちゃんいますか~」
「これこれなになにで聞きたいの…」
電話が済んだようなので、「どこに電話してたの?」って聞いた。
そしたら義母は
「初めての山菜もらったから食べ方聞こうと思って沢内の人に掛けた。」
わたしは、
「沢内に誰か知り合いいたっけ?」
義母は
「いない。沢内の人なら知ってると思って適当に掛けた。」
わたしは、
「えーーーー???」
義母は
「沢内ならおばあちゃんとかいるだろうから、適当に掛けて教えてもらった♪」
わたしは、
「なんじゃそれーー‼︎知らない人に聞いてしかも教えてもらってる…」
って思った。

娘が小学校の頃の話。娘も覚えてた。(笑)衝撃的過ぎて…
あの頃はまだ個人名の電話帳があった頃、適当にめぼしをつけて掛けた義母たまげました。今なら不審者だよね。(^_^;)

昭和ひとけた世代やるもんです。

_ おこちゃん ― 2020年06月19日 00:15

五右エ門さん、こんばんは。
いや~40代のときの写真でしょ?
まだ五右エ門さんが女だったときだよね(笑)
そりゃ、無理無理。うちの母の写真より若いわけだから、絶対に娘たちに却下されると思うよ(笑)
私もこの写真を預かったときは、「お母さん、分かった!」って絶対にこれを使ってあげるからと約束したんだよ。だけど…。
80歳を過ぎた母にこの写真は無理がありました(笑)
もし五右エ門さんが40代の写真を使ったとしたら、参列した人が口々に言うと思います。「どんだけこの写真、使いたかったんだべねw」

神山アナが来たときは、実は父と母には内緒で、家族は分かっていました。
夕方からIBCの車(丸いアンテナを乗せたワゴン車)が近所に停まっていたので、母は気になって気になって。「何か中継でもあるんですか?」って聞かなきゃないと何度も近くまで行って。家族はそれを止めるのに必死でした(笑)
あのときの仕掛け人は誰だったかな。もしかしたら、芸能人が大好きな兄嫁さんだったかも知れん(笑)

_ おこちゃん ― 2020年06月19日 00:55

ビーカーさん、こんばんは。
もし今、牛乳を飲んでたら私。思いっきり吹き出してたと思う(爆笑)
いや~、今では考えられない電話帳。
お義母さん、ウケる。面白い。可笑しい。愉快。
「もしもし、おばあちゃんいますか~?」って、受けた方もすごい(笑)
平和だなぁ。沢内村を知ってるからよけい笑える!
それでお義母さんは、見知らぬ沢内村のおばあちゃんから、納得のいく回答を得たのかしら?
ちなみに、うちの母はね。TBSの見知らぬお姉さん(当時の話だと、確か衣装担当の人まで電話がつながったみたいだったよ)からの回答は納得がいかなかったみたい。「なんだって?」と聞いたら、「それが『中ぐらい』って言われた…」って。
スカート丈が中ぐらいって、なにさ。膝より上?膝より下?
確かにね、ミディアムって今なら分かるけど、当時はなんのことだからチンプンカンプン。すき焼きも豚肉で作ってた家だから、ステーキなんて当然食べたことないわけで。いやステーキとスカートが一緒になっても、ますます混乱するか~?(笑)
ミディアムの話はまだ終わらない。
それから1年経ったか経たないかのうちに、母は初めてテレビショッピングで私の自転車を買ってくれました。(通学用はちゃんとあるのに)
高島屋かなんかの、おそらく『3時のあなた』とかの最後にやってた枠だと思います。その自転車、メーカーは忘れたけれど、車輪のサイズがミディアムサイズって書いてあって。(つまりミニサイクル) 学校から帰ったらいきなり家にありました。「ゆこちゃん、ミディアムサイズの自転車買ってあげたから!」
って言われても~(。-`ω-)
でもさ、今思うと、母はどうしてもそれを買いたかったんだろうね。こだわりのミディアム!中ぐらいの、スカートじゃなくてタイヤだけどね。
通学用はエンジ色だったけど、ミディアムサイズの自転車は、色はクリーム色で、なんたってミニサイクルに乗ってる人があまりいなかったから、なんか女の子っぽくて可愛くて、私は気に入って乗ってました~(*^▽^*)

_ 五右エ門 ― 2020年06月19日 08:56

おはようございます。
朝日がまぶしかったのにこれから雨になるとか。
おまけに7月下旬の気温の予想。
高温多湿!Σ(×_×;)!

五右エ門→ビーカー→五右エ門→ビーカー
をみて、笑っちゃいました~
おこちゃんブログなのにビーカーさんがそばにいるようで3人で昭和のおしゃべりをしてるみたいで。
勝手に親近感がわいてる五右エ門です。

ビーカーさんとおこちゃんのお母さん、楽しいね~
それを「なにしてんのさ!」と叱らない家族。
ホンワカファミリーって感じ。

電話帳って住所もついてたよね。
すごい個人情報帳だ、今じゃ考えられない。
義母の忌明けのハガキを出す時、町内の人なのに住所も電話番号もわからない。
郵便屋さんのようにポストに入れるかなんて考えたけど、それもおかしい
考えて、町内会長に聞いた。会長も調べてくれたらしくちょっとたってから教えてくれた。
私は会長だからと簡単に教えていいのかなと思ったし、ほんとに正しい住所なのかもわからないし、届いているのかもわからない。
戻ってこないからいいやになってます。
そんなとき、電話帳があったら良かったのにと思ったね。

_ おこちゃん ― 2020年06月19日 16:04

五右エ門さん、わかる。
ビーカーさん、会ったことないけれど、昭和の頃から友だちだったような気がするよね。その中でも大きな勘違いは、私たち、ビーカーさんのお友だちの旅行にも何気に同行してたような錯覚に陥ってるという…(笑)

電話帳、そうそう、住所が載ってたね~(;゚Д゚)ワスレテタ
今じゃ考えられない。個人情報、ダダ洩れ!
あの頃、電話帳に載せるかどうかの選択が出来たけど、載せない人はちょっと変わり者だった。「あの人、住所載せてないもんね」みたいなさ。
よし、決めた。今日は「電話帳の思い出」にしよう。←ブログのタイトル

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