もっとKissを楽しんだり~♪ ― 2018年08月14日 07:51
昨日の夜のこと。
見上げると満天の星。
誰かが私を呼んでいるように感じました。(お盆の入りに怖いw?)
よし、今日はペルセウス座流星群を見るぞ。
そう決まったら居ても立っても居られない。
家の周りには自然がいっぱいなので、ちょっと出掛ければ真っ暗闇。
天体観測には絶好の場所がたくさんあります。
しかし、一人で行くとなったらみゃむが心配するだろう。
そこで流石おこちゃん。いいことを思いつきました。
「そうだ、屋根があった!」
2階の窓から屋根に上がり、街灯が庭木に隠れる場所を選んで天を仰ぐと、
ぱ~っと星が一面に広がりました。
月も三日月。今回は月夜で星が見えにくいという状況ではありません。
しかし、流星のピークは日本時間の昼間だったので、びゅんびゅんと星が流れない。というか、全然…。
最初は屋根の上にしゃがんでいましたが、足が疲れてきたので途中からあぐらをかきました。
しかしずっと上を向いていたら首も疲れてきたので、
とうとう屋根の上に寝っ転がった。しかも枕まで持ち込んで。
トタンの屋根が冷たくて気持ち良かったです。外気は17℃。
こんな所に蚊も飛んできたので蚊取り線香をつけました。
人が見たら変なおばさんだと思うだろうな、でも暗くてきっと気づかないだろう。
そんなことを思いながら、もしかして私は変人かもしれない…と気づいた瞬間でもありました。
結局2時間屋根の上にいて、見えたのは大きい流星が2個、小さいのが1個。
見えた瞬間は、「あっ。」と声が出ます。しかし願い事なんてする暇もなし。
見えた瞬間は、「あっ。」と声が出ます。しかし願い事なんてする暇もなし。
もう1ついいことがありました。
それは10時頃。どこかでリコーダーの練習をしている音がし始めました。
ヘタクソだったので小学生かなと思って気にしていなかったのですが、
おや?
途中から聞いたことがあるメロディであることに気づき、
しかもだんだん上手くなっていくにつれ、一緒に口づさんで歌えるほどの腕前に。
もっと勝手に恋したり~♪
もっとKissを楽しんだり~♪
忘れそうな想い出を~♪
そっと抱いているより~♪
忘れてしまえば~♪
安全地帯か?井上陽水か?
とにかくこれは、小学生じゃないことは間違いない。
部屋に戻れば箪笥の引き出しに娘が使ったリコーダーもある。
一緒に吹きたかったけれど、屋根の上のバイオリン弾きじゃあるまいし。(笛だけど)
歌うだけで我慢しました。
2時間ちょっと、よくもまあ飽きずに夜空を見上げていたもんだ。
色んな事を思い出しました。
子どもの頃のこと、女子高生の頃に付き合っていた先輩のこと、学生の頃のこと、
大人になって星を見上げたあの夜のこと。全部星に因んだ思い出ばかり。
この前、雫石スキー場で星空の観察をしたときに解説の人が話していました。
「火星、木星、土星、月は自力で輝いていないけれど、今みなさんが見ているほとんどの星は燃えているんですよ。」
私もあの星々のように、最後まで燃え続けたいものだ。
燃え尽きたいものだ。
下界に下りたら、時計は11時半を回っていました。
お風呂に入っても布団に入っても、頭から離れない。ワインレッドの心。
またひとつ。いい思い出ができました。
最近のコメント