高2の思い出 ― 2019年02月26日 22:05
高校2年生のとき、特別ほっぺが赤い女子がいて、
その人がクラスのムードメーカーというか人気者で、
自分のことを「たむらの梅」と呼んでいました。
特に人を笑わせたのが、
両手の人差し指と親指で〇を作り、それでほっぺをつまんで、大声で一言。
「田むらの梅!」
まさしく一発芸でした。
え?どういうことかって?
やってみましょう。
うわっ(゚Д゚;)! もうすぐ60歳のおばさんのほっぺじゃ、血色悪いし、虫食いだ。
ならば、ちょこっと色をつけて…再現しましょ。
こんな感じを、両手で一度にやるのです。
ね。
そりゃみんな、笑うでしょ。今でいう自虐ネタ。
これをやると、よけい赤み増してしまって、
次の授業が始まっても、なかなか元に戻らなかったよ。
それがまた可笑しいんだけどね。
さて、今日は本物の『田むらの梅』の話です。
先日、一関のおばさんが送ってくれました。
一関市の銘菓です。
私が知っている『田むらの梅』は、着色料を使っていたのか、
クラスメイトのあの子がやったように、もっともっと赤かった。
そして、すっごく酸っぱかった。
「これのどこが美味しいのよ。」と思った。
正直、十代の私には全然その美味しさがわからなかった。
なのに最近、これがすっごく美味しくて。
何個でもぱくぱく食べてしまう、危険なお菓子。(笑)
色もこんな色になりました。
あ、間違えた。
こっちです。
ほんのり梅の味がして、甘みも控えめ。
いつの間にか上品な味に変わったのです。
ちなみに田むらの田村は、一関藩の初代藩主・田村建顕公。
梅をこよなく愛したお殿様にちなんでつけた名前だそうです。
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