ハイジ ― 2019年06月26日 15:39
今月のNHK『100分de名著』は、シュピリ『アルプスの少女ハイジ』でした。
自慢じゃないですが、私はアニメの『アルプスの少女ハイジ』を見たことがありません。1974年に放送されたみたいですが、ちょうど高校生だったからかな。
あのアニメの思い出と言えば、あの頃、ちょうど兄が大学生だったわけですが、その男友だちが結婚もしていないのに、「子どもが生まれたら絶対にアルプスの少女ハイジを見せる!」と言って、当時高価だったVHSのテープに録画しまくり、ずら~っと並べて満足してiいた人がいたということ。
でもしばらくして、レンタルビデオのお店が登場し、
あの人たちのあの財産は、今どうなってるんだろう…と思うと、ちょっと笑える。
なぜ自分がアニメを見なかったかというと、当時は部活が忙しかったからもあるけれど、ちょっとアニメを馬鹿にしていた。どうせアニメでしょ、みたいな。
というのも、
自分が初めてハイジと出会ったのは小学5年生のとき。
小学校の図書館から、何度も何度も借りました。
もちろん児童用の本でしたが、あまり挿絵がなくて、ハイジやおじいさん、ペーターやクララなど、そしてアルプスの風景を想像するのが楽しくて楽しくて。
大人になったら、絶対スイスに行こうと決めていました。(まだ行っていませんがw)
アニメを見なかったのは、そのせいだと思います。
自分のハイジの世界があったから…。
図書館ではスイスについてもたくさん調べました。
おかげでスエズ運河も早くに覚えました。
(世界を紹介する本に、必ず前後で載っていたから)
番組は、とても興味深いことがたくさん教えてくれて面白かったです。
てっきりあれは、ハイジとクララの物語だと思っていましたが、
実はクララの主治医のクラッセン先生がとても重要な存在だったことがわかりました。
やはり児童文学では計り知れない内容が沢山あるんだなと思いました。
さっそくAmazonで本物の『ハイジ』を購入しようと思いましたが、
同じことを考えている人は大勢いるんだね。手に入りそうもない。
図書館も、貸し出し中。
ついでに古本も探してみました。
自分が10歳の時に読んだ本はどれだ?
岩波少年文庫だったろうか。
いつか必ず、いや芸術の秋になったら、
児童書ではない『ハイジ』を読んでみようと思いました。
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