冷たい雨 ― 2025年04月15日 23:25
永遠のお別れではないけれど、
どんどん私たちの思い出が消えていく病気になってしまったお友だちが、
震災後にやっと手に入れた自分だけのお城から離れて、
明日から、知らない人たちと一緒に住むことになってしまいました。
もう一緒に楽天の試合を見に行ったり、ランチしたり、旅行に出かけたり、
あぁだったのこうだったのと、働いていた頃の思い出話で笑うこともなくなるのかな。
そう思うと、なんか悲しい。
まだ一人で暮らしていける、と頑張る友だち。
でも、もう一人では生活させられないと宣告する医者。
幼い子どもたちにまだまだ手がかかる娘だって、
病気と知ってかなり衝撃的だったろうし、ここに至るまで、
悩んで悩んで、悩んだ末の決断だったと思います。
「また会えるよ!」
「会いに行くから!」
そう言って、ハグして握手して、またハグをして。
67歳。
友だちは、明日の朝をどんな気持ちで迎えるのかな。
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