そうだ箱根、行こう④2024年06月03日 15:22


9時50分。
宿の送迎車で強羅駅まで来ました。

コートのフードを被っていれば、ほぼ雨には当たらない程度の空模様。
なんとなく、空も明るくなってきました。


本日の目的地は芦ノ湖周辺ですが、交通手段は電車でもモノレールでもロープウェイでもない、路線バス。
そう、路線バスの旅です。ルイ、ルイ♪


雨が降った後だったので、新緑が美しかったです。
次々と目に入って来る風景は、まるで外国のようでした。
でも、道路はくねくねで、これぞ箱根。
よくみゃむが車酔いしなかったと感心しました。

30分ぐらいバスに揺られ、桃源台に到着。(終点)
バスを降りて、船の切符を購入しました。

はいはい、これこれ。海賊船。


デッキはこんな感じ。


船内はこんな感じでした。
(ただし、特別料金で乗船した人は、ふかふかのソファ、豪華な内装)


あっという間に満席になりました。

カランカランカランカラン~♪
出航の鐘が鳴りましたが、特に海賊っぽいことはありませんでした。
係の人も、海賊の衣装かと思いきや、普通の制服。
なんのアトラクションもありません。

それもそのはず。
この船は、見た目は海賊船。しかしただの移動手段に過ぎない船なのです。


今回は、①→②→③→①の順に移動する予定です。

というわけで、箱根町港に到着。

箱根関所に来ました。



「入り鉄砲と出女」。
なるほど、そういうことか。
リアルな関所を見学出来て、面白かったです。
係の人に「今日は空いているから、入ってもいいよ」と言われ、
二人で入った当時の牢屋。
「いったいお前たち何をしたんだ!」
「勘弁してください、旦那!この女には一切関りのないことでございます…」

途中で団子を食べました。美味しかった~(o^―^o)ニコ 
みたらし団子ソフトクリーム。


これを食べたら元気もりもり。
この高台、遠見番所(とうみばんしょ)まで上ってしまった私たち。
もちろん、階段。足はパンパン。


だけどご褒美がありました。
雲の隙間から、富士山が見えた~ヾ(*´∀`*)ノ

思わず歌ってしまった、「箱根の山は~天下の険♪」←あとは知らないw
どうしてこんな険しい場所に、関所があったんだろう。
どうしても東海道はここを通らなければならなかったのか。
国道1号線を歩きながら、二人でいろいろ想像し、答えは帰宅してからWikipediaで調べることに。

さて、結構長い時間ここにいましたが、そろそろ次の目的地に行かなくては。


みゃむが箱根神社に行きたいと言うので、海賊船に乗って②→③へ。
と思ったら、船の時間まで少しある。
地図を見たら、なんか歩いて行けそうな距離。
「行っちゃう?」
「行っちゃうか」
というわけで、②箱根町港から③元箱根港まで、
旧海道の趣きを感じながら、がんばって歩きました。

しかも途中、乗るはずだった船に追い越され、


上の写真でいうと、目的地は赤い鳥居のあるあたり。


それが、ここです。箱根神社の水中鳥居。
平和の鳥居というらしい。

ここでも階段を上った上った。
そもそもこういう神社って、階段が多すぎる。
大きな杉の木の間を真っ直ぐに上った階段の数は、どうやら90段だったらしいです。
90段が多いのか、そうでもないのかは、わかりませんけどね。

箱根神社をハァハァ息を切らして散策している間、
みゃむは木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のことをずっと話していて、お父さんが誰だの、お姉さんがどうしたのだの、いろいろ教えたかったようですが、私は「へぇ」「そうなんだ」と答えたものの、全く頭に入らなかった。ごめんよ、みゃむ。


ということで、最後はちゃんと海賊船に乗って、③→①、無事に桃源台に戻りました。


途中で富士山が見えました。



桃源台に戻ってバスの時刻表を見てみたら、
あららら?強羅駅行のバスが、もうありません。Σ(゚д゚lll)ガーン
案内所に行って尋ねてみたら、乗り継ぎすれば強羅まで行けるということが分かりました。
「乗り継ぎ?」 うわぁ、ハードルが高い。

だけど、お利口な私たちはおじさんの話をちゃんと聞いて、
どこで下車してどこから乗るか、本気で真目に頭に叩き込みました(笑)


そして、なんとか無事に乗り継ぎに成功。
気持ちが大きくなったのか、途中下車して「強羅公園」に寄り道をしました。


なんて素敵な場所でしょう。
みゃむにはちょっと退屈だったかもしれません。

上手に写真が撮れませんでしたが、バラが一面に咲いていて、(終わりかけていましたが) 
入った瞬間、長崎のグラバー邸を思い出し、(どこか似ている)


どんどん歩いて行くと、花巻温泉のバラ園(宮沢賢治が設計したという公園)を思い出しました。(どこか似ていた)



おやおや?ちょっと、ちょっと、これって?もしかして


近づいて見てみてら、ほら~


大きなカルミアの木でした。(こんなに大きくなるんですね)
もっとゆっくり見て歩きたかった。
とても素敵な公園でした。


というわけで、
宿に戻って、スマホを見たら。
こりゃびっくり(@ ̄□ ̄@;)!!



0階って、初めてかも、です。
しかも上っただけじゃないですからね。
ちゃんと下まで下りて来たんだから。


長くなりました。読んでくれてありがとう。また明日。

つづく。

コメント

_ ビーカー ― 2024年06月04日 16:31

こんにちは。

どんよりした1日でした。
でも午後から少しだけど日差しが…一気に気温が上がる感じでした。暑い日やって来るんだな~

しっかり箱根を満喫してきたね。
箱根神社まで徒歩で行くなんて凄いよ。
そうなんだよね。神社は階段多い!
わたしもご多分に漏れず、階段を登り降りする時右膝が痛い。
毎回では無いけど、一段の高さ?が高いタイプの階段は痛くなりやすい。片足に体重が強くかかるんだろうね~(自宅の階段がそれ。泣)

水中鳥居は遊覧船と湖岸から遠目に見ただけ。
路線バスなんてツウだわ。(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
富士山も見えていいなぁ~
わたしも2日目は良く晴れたけど、さっぱり見えなかった。
息子がこっちの方角に見えるらしいって言うけど、富士山見えやしない。┐⁠(⁠´⁠д⁠`⁠)⁠┌

植物園?のみゃむさんまるで見えてるよう。
(ホントは見えてるんじゃ無いの?!)

_ おこちゃん ― 2024年06月04日 23:30

ビーカーさん、こんばんは。
そうだったんだ。
晴れていても富士山は見えない、そんな日もあるね。(岩手山もそう)
でもさ、見えたと言っても、隙間からちょっと見えただけ。
てっぺんが見たかったです。
それと、もうちょっと雪があればなお良し。
やっぱり私は白い岩手山が好きなように、雪の富士山が見たいです。
いつか絶対、カレンダー(1月)で見るような、富士山を見るぞ。

神社の階段も、いろいろだよね。
整備されているのもあれば、ごつごつした石のもあって。
みゃむは大変です。
箱根関所の階段は、1段が高いのなんの。ほんと膝にきそうだった。
最後の方は、よっこらしょ、よっこらしょ、と言って上りました。
そうしたら、さっきまで一番下にいたアメリカ人が、すぐ後ろに笑ってました。
何が可笑しかったんだろう、やっぱり「よっこらしょ」かな(笑)

路線バスも面白かったよ。
なんというか、運転手さんが優しかった。。ポーラ美術館で下りようとした人がいて、ブザーを鳴らしたんだけど5月31日まで休館で、「ポーラ美術館は本日休館となっていますが、どうなさいますか?」って優しくアナウンスしてくれてた。
「やめま~すっ!」って大きい声で返事をした女性との会話が面白かったよ。
岩手県交通なら、そのまま下ろした、きっと下ろした。
そういうわけで、障がい者にも優しかったです。

温室のみゃむでしょ?
私も思わず「見えてる?」と聞きましたw
「いや、見えない」って答えていたけど、まるで見えてる人だよね~(笑)

_ デデ ― 2024年06月06日 20:25

山葉寅楠(やまのは とらくす)は河合喜三郎とともに日本初のオルガンを製作して、音楽取調所(現在の芸大)に持ち込んだそうだ。東海道線ができる前で、二人は天秤棒に吊り下げて箱根の山を徒歩で越えたんだとか。山葉寅楠はもちろんヤマハ楽器の創始者。この人のもとから、河合小市(河合楽器の創始者)などが巣立ったとか。日本洋楽史の一コマ。

ところで、仙郷楼前って仙石原の小さなバス停だったのに、最近新宿からのバスも止まるし、箱根有数のバスターミナルになっていますねぇ。全然そんな雰囲気はないけど。

_ おこちゃん ― 2024年06月06日 21:11

デデさん、その話、面白いですね。
天秤棒って、すごい(◎_◎;)、
つまり浜松からってことでしょう?(ノ∀`)アチャー あの山を越えたのか~。

仙郷楼前ってそういうところだったんですか。
確かに温泉街とは違う雰囲気でした。リゾート感満載で、森の中のお洒落なホテルとか様々な美術館があちこちにあって。素敵でした。
行ったことないですが、軽井沢みたいな。(笑)
今回、旧街道も歩いてみたかったのですが、時間が足りませんでした( ノД`)

_ デデ ― 2024年06月07日 13:40

確かに箱根の中でも仙石原は温泉地というよりは、別荘地、企業の保養所、といったリゾート地の雰囲気がありますね。仙郷楼は老舗の日本旅館ですが、あの一帯旅館というよりはペンションとかリゾートホテルが多いような気がします。ポーラ美術館を経由する道をバスが走るようになってかなり変わったのかな。

かつては西武の堤康次郎と東急の五島慶太が箱根の利権を巡って「箱根山戦争」と呼ばれる訴訟合戦を繰り広げたんですが、今は昔。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%B1%B1%E6%88%A6%E4%BA%89

_ おこちゃん ― 2024年06月07日 23:26

デデさん、大変興味深い資料を添えてくださって、ありがとうございました。
岩手の田舎に住んでいたので、まったく知りませんでした。
歴史の教科書にも、この戦争については書いていなかったし(笑)
今回の旅で、どうして芦ノ湖には箱根海賊船と芦ノ湖遊覧船があるんだろう、と思いました。桟橋も違うし、切符もまったく違う。違和感を感じていたんですよ。
なるほど、そういうことだったんですね。
なんにも知らない私から見ると、海賊船が勝ち誇った顔で大海原を航海しているように見えました(笑)

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