1年ぶりの牧羊犬2012年07月01日 14:38

 正式にはシャットランド・シープドッグという犬種のハナは、一般的にシェルティと呼ばれています。しかし犬種名のとおり、もともとは牧場で羊の群れを上手くまとめる仕事をするための犬で、同じ牧羊犬で知られているのがボーダーコリーですね。  ハナは子どもの頃からずっと、走っているものを追い掛ける習性がありました。特に運動場でかたまって走っている野球部員の生徒を見ると、血が騒ぐとでもいうのでしょうか。俊敏な動きで、生徒たちを追い掛けようとします。きっとハナには彼等が羊の群れに見えたのでしょうね(笑)  昨日は久しぶりにハナを連れて県立大学のグランドに連れて行きました。他にも犬を連れて散歩をしている人がいたので、少し離れたところでリードを放してあげました。ハナを自由に走らせたのは、実に1年ぶりでした。悲しいことに、以前のような走りっぷりは見れませんでした。風を切って走る姿はありませんでした。もうすぐ12歳。人間でいえば100歳?すぐに木陰で休ませました。たくさん水を飲みました。ハナ、ハナはね。ここに何十回も来たんだよ。白と黒の毛をなびかせて、草の中を風を切りながら美しく走っていたんだよ。ハナもきっと思い出したよね。前にここに来ていたことを。ハナは鼻をくんくんさせながら、何かを思い出しているようでした。