有線放送2024年06月12日 21:44


私の家にはありませんでしたが、田舎の家には家の電話の他に有線放送電話というものがあって、つまり黒電話が2つ並んでしました。
どちらも見た目はおんなじで、でも「有線」と呼ばれたその電話は、早朝にいきなり話し出し、地域の情報や小学生の作文を読んだり、音楽が流れたり。
それはびっくりの電話でした。
それよりびっくりなのは、有線同士だと電話料が無料(?)なのかな。
ほとんどの用事は、その有線で済ませます。
なので新参者にとっては、「恐怖」そのもの。
誰もいないときにベルが鳴ろうものなら、私が出てもチンプンカンプン。
(おそらく相手も戸惑う)
新人の嫁の時なんか、「〇〇だけど」といきなり言われ、「はい?」と答えると、
「あら?△△でがすぺ?」
※△△は苗字ではなく、屋号。
※がすぺ?は、「ですよね?」
私は屋号なんて知らなかったので、「いえ、違います。」ガチャン、と切ってしまい大失敗。
例えば屋号、佐藤という家なのに、昔、染物をしていたので地域の人は「そめや」と呼ぶ。橋の近くだと「はしば」とか、曲がり角だと「かど」とか。
あれだけは、できれば出たくない有線放送電話だったなぁ。

他にも、朝とか昼とか、夕方とか。
地域のあちこちに点在するスピーカーから、音楽で時間を教えましたよね。
盛岡市も、『春まだ浅く』という曲のメロディーが流れます。
(作詞 石川啄木 作曲 古賀政男)

おとなり滝沢市の防災行政無線放送では、つい数日前に、全地域に熊の目撃情報が流れたようです。

さて、先日の箱根でのことです。
とにかくどこに行ってもウグイスが鳴いているのです。
本当に、どこでもです。「ホーホケキョ」「ケキョケヨケキョ」
しかも宿にいたっては、窓のすぐそば。
「有線じゃないの?」
みゃむが言いました。
確かに、鳴き方が美し過ぎる。(笑) 
(いやいや、おそらく本物でしょう)

もうひとつ、有線といえば。
子どもの頃に、年末にあった「日本有線大賞」。
あれの意味が分かりませんでした。
しかも聞いたことがない曲だったり、見たこともない歌手だったりで。
「有線ってなに?」
だった。