気分は山ガール ― 2015年06月08日 07:52
そろそろ、頂上かな。
そう思っていた頃、どんちゃんからメールが来た。
(メール、できるんだ…が正直な感想)
「お母さん、両方の足の裏、取れて大変!」
山に登っている娘から、こんなメールが来たら、どんなことが頭の中をめぐります?
お母さん→おそらく私ヘの訴え。呼びかけともいう。
両方の足→どんちゃんのあの足だよね。十分細いのに自分では太い太いもっと痩
せたいと言っているあの足、2本。
の裏→ん?足の裏と言えば、あそこしかない。
取れて大変!→意味不明。
確かに、彼女は作文はあまり得意ではなかったけれど、
ここまで謎だと、むしろパニックになっているのではないかと心配になり、
それにしても一体どのような状況なのか、全然想像がつきませんでした。
でも、添付されてきた写真がこれ。
両足を怪我している娘が、なんとしてもこの写真をお母さんに見せたいのか???
どんちゃんが小学生のときに、兜明神岳という山に一緒に行き、
カタクリの花の観察会に参加している二人の写真が、
カラーで、しかも大きく地元新聞に掲載されたことがありました。(岩手日報)
※カメラを向けられていることは分かっていたので、笑顔で花を指さしたりしました。http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18094
また、どんちゃんが6年生の時に、クラスの世話人だった私が「親子で姫神山に登ろう」というレクを企画したこともあります。
どんちゃんが高校生のとき、大学生だったりんごちゃんとエル君と3人で山に登ると言ったときも、
私は内緒で後を追いかけて、「チキチキボーン忘れたよ~。」と大皿にのせた鶏肉を届けたことがありました。あれは結構、大がかりなドッキリでした。
さて、そんなどんちゃんがお友達と一緒に山へ。
鞍掛山は、初心者がまず最初に登る山です。
私を初めて山に連れて行ってくれた友だちなんか、
よく出勤前に散歩だと言って登っていました。←凡人ではない
昨日は「クマが出たらこうするんだよ。」と、
実際にクマに遭遇したときの行動を何度も実演してあげたのに。
(目が合ったら、目を離さずにゆっくりとゆっくりと後ずさりをしながら、荷物を下ろし、柱の陰に移動する、実際は柱ではなくて樹木だけどね。)
しかも私の高級トレッキングシューズまで貸して、
心の中で、これがお守りだからどんちゃんを守ってくれる、と祈っていたのに。
なのに、なぜそんなハプニングが。
昨日、無事に帰ってきたとメールがきました。
足の裏が取れた、については、
私が石井スポーツで買った、自称高級トレッキングシューズ。=お守り
結局、その靴の底がガバッと取れてしまったそうで、
歩くのがとても困難だったらしい。いや、むしろよく歩いた。
途中で知らないおじさんが見るに見かねて、紐で靴と底を結んでくれたらしく、
※想像しただけで、吹き出してしまう。
なんとか登山は大成功。…大成功?
まずは、どんな風になってあの高級な靴が返ってくるのか、
怖いような、楽しみなような。
4人の山ガールに、私はとてつもなく素敵な思い出をプレゼントしたとしか、
…言えない。
私は決めた。
もう山ガールになろうなんて思うのはやめよう。
スー女、一本で行く。
森のくまさん ― 2015年06月08日 11:36
「守野クマさんって、いるかな。」
「いるんじゃない?おばあちゃんなら。」
そういう会話が日常にあふれている私たち夫婦。
もりのくまさんとえば、
もと保育士も、ニセ保育士も、かつて誰もが歌いました。
(正確に歌えるかどうかは不明)
森に住みたい!というおこちゃんの条件は、クマが出ない森での自給自足。
なのに先週、我が家から直線で500ⅿ圏内に子熊が出ました。
なんと森じゃなくてもクマと生存していた。恐ろしや、岩手県。
私はクマ牧場のクマを見たときに、クマって怖いなと思いました。
〈子どものころ)
野生のクマを見たときは、もっと怖いと思いました。
あれは、北海道知床半島、でっかいヒグマが海岸沿いで獲物を探していて、
私は早朝のクルーズで、幸運にもそれを見つけました。
しかし山を歩く友だちに聞くと、よくクマに遭遇するようです。
中には、八幡平を一人で歩いていたら細道でクマと出会い、
教わったとおりに目を反らさずにじっと見ていたら、
クマが後ずさりして逃げたという人(おばさん)もいます。それはそれで、すごい。
また、春先に木の穴を見たら大きなクマが寝ていたので、慌てて逃げたという人も知っています。恐ろしくて後ろも見ないで走ったそうです。それはそれで、まずい。
というわけで、私が山に行かなくなった理由は、クマです。
こんなにクマが怖いのに、どうしてクマのぬいぐるみが人気なんだろう。
(ヘビのぬいぐるみは、ほぼ見かけない。)
しかもみなさん、実はミッキーマウスってネズミですよ。ね、ず、み。
しかも相当でかいネズミです。おそろしや。
さて、本題に入ります。
読書が趣味のみゃむは、最近本が読めないので、
サピエという音声図書で本を楽しんでいます。
同じく読書が趣味のりんごちゃんと、二人はよく同じ本を読んでは楽しそうな会話をしています。
最近みゃむは、りんごちゃんに紹介された「森のくまさん」という小説を数時間で読みました。(正確には高倍速で聴いた)
タイトルといい、表紙といい、とてもかわいらしい本なのですが、
一般の人は読めないおっそろしい小説だそうで。
「残虐なシーンが多いから、ゆうこさんは見ないほうが言いよ。」と言われました。
(正確には『公開処刑人 森のくまさん』というタイトルだった…)
ちなみに、地域の回覧板の交番ニュースみたいなものに、
クマが近寄ると困るので、残飯の入ったゴミを夜は外におかないで、みたいなこと、書いてあったな。
あ、ゴミといえば今日はゴミの日だった。
…出すの、忘れた(-_-;)
最近のコメント