年を取るということ ― 2025年03月21日 23:59
先日、ゆぴあすに水泳教室の申し込みに行ったときのことです。
申し込みだから5分で終わる、と思ってロッカーに靴を入れたまま、
鍵を掛けずにフロントに行きました。
そして5分後。
え?
私が靴を入れたロッカーの鍵がかかってる!
いたずら?
いや、もしかしたら私。無意識のうちに鍵をかけてポケットに入れた?
しかし、ポケットをひっくり返してもバッグをひっくり返しても、ロッカーの鍵は入っていない。そりゃそうだ、すぐ戻るからと思ったことは確かだから。
じゃあ、入れたところ、違ってた?
思い出してみましたが、確かにこの番号に靴を入れた。
その番号は「388」
絶対に間違えるはずがない。(笑)
どういうこと?
恥を忍んで再びフロントに戻り、受付のお姉さんに言いました。
「あのぅ、靴を入れたロッカーに鍵を掛けなかったんですけど、今見たら掛かってて・・・。」(鍵を掛けない私が悪い)
そうしたら、所長が出て来て言いました。
「あぁ、またやられたかな?」
え?また?やられた?
「今、開けますからちょっと待って」
何百個もある靴のロッカー。
もしかしたら合鍵って一緒なんだ。
388をすんなり開けてくれました。
「あ、やっぱりね」
扉を開けて見たら、あらびっくり。
私の靴の上に、でっかい男物の(ちょっとヨレヨレの)コンフォートシューズ。
え?どういうことですか。
「なんか、最近こういうの、多いんですよ。よく見ないで自分の靴を押し込む人」
え?ということは、なに。
時間帯からして、この靴の持ち主は高齢者。(午前10時にお風呂に来る人)
おそらく388は、いつも自分の靴を入れている場所なんだろうね。
何も考えずに、靴を突っ込んて、施錠。そして鍵を持ってニューヨーク♨
「ありがとうございます。これからはどんなに短い時間でも鍵をかけるようにします!」
私はペコペコ謝りながら、帰りました。
いやぁ、それにしても388の男性は、あの後何事もなかったようにロッカーから自分の靴を出して帰ったんだろうな。
私の潰れた靴のことなんて、ぜんぜん知らずに「いい湯だったな」とかなんとか言いながら帰ったんだろうな。
年を取るって、きっとこういうことなんだろうな。
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