スイス2025年07月06日 20:17


子どもの頃に、私が行きたい国はスイスでした。
どうしてだろう、と記憶を辿ってみましたが、思い当たることと言えば、
私は自分の部屋に飾ってあったカレンダーが大好きで、
いつも壁から外してめくって見ていた。
もしかすると、それがスイスの写真だったのかもしれません。
というのも、それはNestléのカレンダーだったから。
山と湖、花と湖畔、そんな写真ばかりでした。
カレンダーの隅に「撮影地:スイス」と書かれていたのかもしれません。
それに加えて、ちょうど『アルプスの少女ハイジ』の本を読んでいたので、
スイスってどんなところなんだろう、と思いを馳せていたのかもしれません。

それで、今ちょうど、『舟を編む』というドラマを見ているのですが、
先週のところで、「辞書は世界の入り口」という名言があって、
私もスイスを思い出したというわけです。

「スイス」ってどんな国なんだろうと思ったときに、
図書館に行って、辞書や図鑑で調べました。
そして、図鑑に載っていたアルプスの山々の写真を見ているうちに、ますますスイスが好きになって、行ってみたいなぁと思いました。
そうだ、その頃ちょうど父親に連れられて、花巻の映画館で『サウンド・オブ・ミュージック』という映画を見ました。
映画の終わりは、トラップ一家がスイスに亡命。家族が山を越えるシーンで終わりました。
そうだ、だんだん思い出してきたぞ。



「スイス」という3文字を調べていくうちに、世界がどんどん広がって、
いつか行ってみたいと思うようになりました。
今でも行きたいと思うけれど、なかなか実行にまでは至りません。
ちなみに、夢見る少女おこちゃんは「スイス」を調べているうちに、「スエズ運河」についても詳しくなりました。
というのも、あいうえお順だと、スエズ運河はスイスの次に必ず出てくる項目だから。(しかもスイスより説明が長くて写真も多い)

辞書は世界の入り口って、本当でした。
5年生だった私の心を動かしたもんなぁ。