ありありあり2017年07月03日 17:12

木曜日。
アリが、玄関を上がったあたりに数匹いました。と言っても10匹はいたか。
「あらあら、この家には何もないよ。」
と言いながら、ほうきで掃いて庭に逃がした。
小さなアリでした。

金曜日。
同じ場所に、真っ黒い物体が。
見ると昨日の細かいアリの大群が。
しかも列をなしている。
追ってみたら、玄関からパソコンの部屋に一直線。
わお。気持ち悪い。
しかもその先には、あらあら、いつのものでしょう。

そうだ、半月以上前に甘夏を食べていたら種が1個どこかに飛んでいった、
あの日のアレか?
種はもうひっからびていて、でもきっといい香りがしたのでしょう。
アリの大群は、その種に群がっていました。

私は、さてどうしよう、と思いました。
物置にアリの巣コロリはありますが、それは退治するには時間がかかりすぎる。
今すぐ何とかしたい。

そうだ、もしかしたアレはアレか?

いつもの奥座敷の押し入れに、訳もなく突っ込んでいた、謎のコレ。


表のパッケージはないけれど、この形に見覚えがある。
ホーマックで売ってた、アリ退治の薬品に違いない。
おそらく庭でアリの巣を見つけたときに、兄が使っていたものなのだろう。

で、どうする?ここは家の中。

しかし、私は早くアリを退治したかったので、これをアリの行列に降りかけました。
しかも、けっこう大量に。
すると、やっぱりコレはアリ退治のアレだった。
たちまちアリたちが動けなくなって、粉の中に埋もれました。

「こんなところに来るから、こうなったんだよ。」
と言いながら、私はそのアリたちを粉ごと掃除機で吸い取り、ゴミ袋に捨てました。
あぁ、可愛そうなことしたな。でも、こうするしかなかったんだよ。


そして、土曜日。
ウキウキ気分で仙台から帰ったら、「ただいま~♪ あ、あら?」
見ると、この前の場所から50cmぐらい離れたところに、またしても黒い固まりが。
しかも、今度は別の部屋に行列が続いているではないか。
そっちには食べ物は落ちてないはず。

そうか、あのときアリたちは、「この家に美味しいものがあるぞ」という信号を送信したまま、粉にまみれて死んでしまった。
だから、信号を受けた仲間たちは、律儀にここに集まった、ってわけだな。

巧妙にアリの心理を読んだ自分に酔いながら、
私は再びあの粉を撒き、同じように退治しました。
今度は長い行列だったので、結構時間がかかりました。

これって毎日続くのかな。

ちょっと心配になりましたが、昨日で送信が途絶えたのか、その後アリは1匹も来ませんでした。
大きなアリも気持ち悪いけれど(何かを考えているようで)、
細かいアリも気持ち悪い(何も考えていないようで行動集団するところ)。

ちなみに、"ある" の活用形は以下のとおり。
   未然形:あろ  連用形:あり  終止形:ある  連体形:ある
   仮定形:あれ  命令形:あれ (調べました)


今日もコレの出番なし。良かった。