塩梅2022年02月15日 00:55


塩梅と書いて塩梅と読む。(そんなこと、大人は知っている)
どうせ語源は梅漬けに関係しているのでしょう。
そして、塩梅の類義には「具合い」とか「さじ加減」もありますね。

さて、今日はさじ加減の話。
みゃむが毎日鼻うがいをしているのですが、ドラックストアで買うと結構するので、
自分で生理食塩水を作りたいと言い出しました。
生理食塩水塩分濃度0.9%。
最初、見えない目で頑張って作ろうとしていましたが、見るに見かねて「私が作ろうか?」と言ったら、待ってましたと言わんばかりに頼まれました。
どうやって作るの?と聞いたら、そんなの簡単、0.9%の濃度にすればいいだけだよと言われ、(だ~か~ら~。それを聞いてるっつの!)と心の中で思いながら、「あっそういうことね♪」とわかったふりをする。

よくよく聞けば、確かに簡単。
水1000gに対して、塩を9g溶かせばいいのだ。
しかしもともとあった容器が500mlだったので、ここからが難しかった。
mlとg、単位が違うと量も違う?
しかも塩4.5gって、図る術がない。
う~ん、どうすりゃいいんだ。

そのときです。ふと頭に浮かんだ漢字文字、「塩梅」。
これだ!!
まず、だいたい200mlのお湯に計量スプーンの一番小さいやつで軽く山盛り1杯の塩を溶かす。よく混ぜたらだいたい300mlの水を足して、最終的に500mlにする。はい、これで完成。

もしこれが、国語のテストに出るなら、こう問われると思います。
問1「上記の文章で、『塩梅』を意味する部分はどこでしょう。」
 答え→計量スプーンの一番小さいやつで軽く山盛り1杯
問2「これを作った人はどういう性格の人でしょうか。次の3つの中から選びなさい。A几帳面な人 B責任感のある人 C大雑把な人」
 答え→C


みゃむ使ってもらったら、全然鼻が痛くないというので、よっしゃ、このさじ加減がベテラン主婦の塩梅能力。さすが私!と確信しました。
ついでに確認のため、作った食塩水を少し舐めって、こんな感じかと舌で覚える。

みゃむの鼻うがいはだいたい1週間で無くなります。
なので、毎週土曜日はいつもこの作業をしています。
だんだん調合にも慣れてきて、最後にぺろりと味をみる。
「よっしゃ、合格。この味だ!」



こんな適当な妻に生理食塩水を任せるとは。
みゃむ、おぬしも罪な男よのう。