手紙2020年04月02日 20:54


今日、和室を片付けていたら、
お菓子の箱から、かつて私が出した手紙がいくつか出てきました。
父宛てだったり母宛てだったり、
封筒に入っていなかったので、おそらく何か荷物を送ったときに入れた、
ちょっとした近況を知らせたものでしょう。
ほとんどが、千葉に住んでいた数年間に贈ったもの。
それらがその箱に入っていることは前から知っていましたが、
何だか恥ずかしくて読む気になれず、ずっとそのままにしていました。
ぞして今日、あらためて読んでみると、内容があまりにくだらなすぎて、
母親はどんな気持ちでこれを読んでいたのだろうと、ちょっと笑ってしまいました。

昔は電話料金が高かったので、長電話ができませんでした。
だからといって手紙をよく書いたわけでもないし、
今のように、LINEだのメールだの、家族が頻繁に連絡を取り合う時代が来るなんて、誰が想像したでしょう。

手紙と言えば思い出す歌。(昭和です)
平尾昌晃&畑中葉子の『カナダからの手紙』 ラブレター フロム カナダ~♪
由紀さおりの『手紙』 死んでもあなたと~暮らしていたいと~♪
そして、あべ静江の『水色の手紙』 「お元気ですか?そして今でも愛していると言ってくださいますか」 水色は~涙色~♪そんな便せんに♪
でも一番最初はやっぱりこれだね。『やぎさんゆうびん』 しろやぎさんからおてがみついた くろやぎさんたらよまずにたべた
子ども心に、どうするの、どうするの、とハラハラしました。笑

手紙で失敗したことといえば、
好きだった男の人に手紙を書いたときに、なぜだから自分の住所と名前を書くのを忘れ、配達された私の手紙をその家の主(つまり彼の父親)が怒って開けて読んだ、という悲しい青春の思い出があります。(あのオヤジめ~怒)

文通した人は、一番遠くの人がインドの人。
沖縄の人。長崎の人。広島の瀬戸内海に浮かぶ島に住む人。
憧れの町に住む人と手紙を交換しました。(インドは別)

それにしても、どうして手紙って1枚目は綺麗に書けるんだけど、2枚目3枚目と続くにつれ、どんどん字が汚くなるんだろうね。字も大きくなるし。
だから、最後まで綺麗な字で書ける人が羨ましかった~。
そういえば、あの頃はペン習字って通信教育で流行っていたよね。